「永山事件」は未だ、続いている  
2013年11月4日
永山則夫さんが残したものを見て考える会
 
 「永山則夫さんが残したものを見て考える会」のご案内をいただきました。
 1968年、永山則夫さんは19歳のときに4人を殺害し、裁判で死刑が確定しました(1997年に執行)。彼は『無知の涙』を出版し、反省の意を明らかにし、その印税を被害者遺族に支払うことで、多くの人々に知られるようになりました。また、彼の裁判で死刑判決の「基準」が示され、それが今日も「踏襲」され、そのことで永山事件を知る人も少なくないでしょう。
永山事件から45年の秋、11月10日(日)に「永山則夫さんが残したものを見て考える会」が催されます(主催は「いのちのギャラリー」。予約制)。14時から16時半にトーク&ミニライブ。ドイツ思想・詩人の細見和之さんと河出書房新社編集者・阿部晴政さんがゲストとしてトークします。会場は「いのちのギャラリー」:東京都北区志茂2−16−3」。詳細・予約は「いのちのギャラリー」(電話&FAX:03-6454-4397)まで。
 裁判員裁判で市民も死刑が求刑されるような裁判に参加することになっている今、死刑制度について、そして永山事件について、あらためて考えてみたいものです。“「永山事件」は未だ、続いている”のではないでしょうか。(H・O)

 「永山則夫さんが残したものを見て考える会」についてはこちらのページに案内が掲載されています。