裁判では証拠にもとづく判断を!  
2013年7月29日
三鷹バス痴漢冤罪事件の夕べ
 2013年7月25日、三鷹バス痴漢事件支援する会が「高裁勝利をめざす三多摩の夕べ」を開催しました。
 2011年12月、中学校教員・津山正義さんはバスの車内で痴漢をしたとして逮捕・起訴されました。津山さんは一貫して容疑を否認してきましたが、第一審で有罪になってしまいました。
 津山さんは「夕べ」で、身に覚えのない罪で有罪となったことへの怒りと、高裁での逆転無罪へのたたかいへの支援を訴えました。津山さんの弁護人は第一審判決の内容を厳しく批判しました。とりわけ第一審判決が「たしかに、バスが揺れている状況の下で、右手で携帯電話を操作しながら、左手で痴漢行為をすることは容易とはいえないけれども、それが不可能とか著しく困難とまではいえない」として津山さんの痴漢行為を認定したことについて、それはまったく証拠にもとづかない判断だと強く批判し、裁判は最低限証拠にもとづいて判断すべきことを力説しました。(H・O)