「司法改革の軌跡と展望」を語る  
2013年6月17日
シンポ「司法改革の軌跡と展望」(6/8)
 6月8日、日弁連法務研究財団が「司法改革の軌跡と展望」というシンポジウムを開催しました。同名をタイトルとする紀要『法と実務』の出版を記念する企画でした。
 シンポでは本林徹弁護士(元日弁連会長)が開会あいさつを行いました。本林弁護士は、2001年の「司法制度改革審議会意見書」にもとづくその後の改革について、法曹人口のこと、法曹養成のことなどで“歪み”が生じている面がある一方で、司法過疎地域での司法サービスの改善・向上がはかられつつあること、被疑者段階から国選弁護制度が適用されるようになったこと、裁判員制度の導入によって国民の司法参加がすすんだこと、労働審判制度の活用もすすんだこと、などの意義も強調しました。総じて今般の司法改革の「軌跡」を残して検証し、今後の課題と「展望」を明らかにすることの重要性を説かれました。(H・O)