論稿「刑の減免制度、捜査・公判協力型協議・合意制度」 筆者:T・S
2014年12月22日
「法制審議会 ― 新時代の刑事司法制度特別部会」で検討された課題のうち、刑の減免制度と捜査・公判協力型協議・合意制度についての笹倉香奈・甲南大学准教授の論稿です。
 この2つの制度は、検察に対する国民の信頼を取り戻すために設けられた「検察の在り方検討会議」(2010年11月〜2011年3月)で、取調べや供述証拠に過度に依存しない捜査や立証のあり方を検討する論議のなかで浮上したものです。
 論稿はこの2つ制度の内容とその論点を解説しています。そして、捜査・公判協力型協議・合意制度は、虚偽の供述を生み出すおそれがある、などとその問題点を指摘しています。

 この論稿は『刑事司法改革とは何か 法制審議会特別部会「要綱」の批判的検討』(2014年9月、現代人文社)に収載されています。