2011年5月9日(月)
5月2日、最高裁の竹崎長官は東日本大震災に関連して、司法も復興のために努力することなどの談話を発表した。その中では、裁判員制度について、審理の分かりやすさについて裁判員の評価が低下してきているという問題点にも言及した。関連情報・朝日5/2(1)(2)
5月2日、読売新聞は、福岡県弁護士会裁判員本部に所属する弁護士らが、裁判員裁判で判決を受けた被告を対象にした調査をすすめていることを報じた。こちら。担当者は今年度末までに20人程度から回答を得たいとしている。裁判員制度にかかわる調査で被告を対象にしたものは珍しいという。
5月3日、全国憲法研究会が憲法記念講演会を開催し、滝井繁男・元最高裁判事が「最高裁の憲法上の役割と国民の期待」と題し、小山剛・慶應義塾大学教授が「最高裁は変わったか?」と題して講演した。
憲法週間に際して、各地の裁判所等が下記等のイベントを開催する。こちら(5月2日掲載情報)。
裁判員ネットは5月21日にフォーラム「裁判員制度・市民からの提言〜検証、裁判員制度の2年〜」を開催する。
日弁連は6月2日に全国冤罪事件弁護団連絡協議会第17回交流会「大阪母子殺害事件破棄差戻し判決と鹿児島老夫婦殺害事件無罪判決 ―情況証拠による事実認定と注意則―」を開催する。