2010年8月23日(月)
7月27日、8月3日からの裁判員裁判で被告人の手錠と腰縄が裁判員入廷前に外されることが東京地裁と法務省などの協議で決まった。 関連情報・共同7/27
裁判員が被告人に対する予断を持つことのないように配慮した。「推定無罪」の原則を確認しておきたい。
7月27日、民主党が「裁判員制度の円滑な実施に向けた環境整備」を含む「政権政策Manifesto2009」を発表した。取り調べの全過程の録音・録画による可視化、検察官のすべての手持ち証拠のリストの開示、裁判員辞退事由の弾力的運用、守秘義務違反に対する罰則適用の限定、死刑判決の評議方法の見直し、裁判員日当の引き上げ、などの課題をあげた。
7月29日、最高裁は裁判員に対するアンケートの内容を公表した。裁判終了後に審理や評議の進め方に対する意見、裁判員になった感想などを記入してもらい、回答を集計して制度検証の資料にするとしている。 関連情報・毎日7/30
  なお、いよいよ今週から裁判員裁判の公判が始まる。8月3日からの東京地裁の第1号事件は、8月3日〜6日、殺人事件(起訴事実争いなし)、次がさいたま地裁の8月10日〜12日、殺人未遂事件(起訴事実争いなし)となっている。9月にも数件が予定されている。