2009年10月12日(月)
9月30日、さいたま地裁で、現住建造物等放火罪などの罪に問われた被告人についての裁判員裁判が始まり、10月5日、被告人に懲役9年を言い渡した。なお、求刑は懲役10年だった。
10月2日、「裁判員制度はいらない!大運動」が東京都内で全国集会を開いた。産経新聞が報道した。こちら
10月5日、大阪地裁で、覚せい剤取締法違反などの罪に問われたポーランド人の被告人についての裁判員裁判が始まり、10月7日、被告人に懲役7年、罰金300万円を言い渡した。なお、求刑は懲役10年、罰金500万円だった。

10月5日、横浜地裁で、現住建造物等放火罪に問われた被告人についての裁判員裁判も始まった。この裁判では適用罪名も争われ、10月8日、被告人に現住建造物等放火罪ではなく建造物等以外放火罪を適用して懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年を言い渡した。なお、求刑は懲役4年だった。

10月6日、福井地裁で、強盗致傷罪に問われた被告人についての裁判員裁判が始まり、10月9日、被告人に懲役8年の判決を言い渡した。なお、求刑は懲役10年だった。

10月6日、岡山地裁で、殺人未遂罪などに問われた被告人についての裁判員裁判も始まり、10月9日、懲役6年6月を言い渡した。なお、求刑は懲役8年だった。

10月6日、徳島地裁で、殺人・放火の罪に問われた被告人についての裁判員裁判も始まり、10月9日、懲役11年の判決を言い渡した。なお、求刑は懲役18年だった。

10月6日、東京地裁で、強盗傷害罪などに問われた被告人についての裁判員裁判も始まり、10月8日、懲役5年を言い渡した。なお、求刑は懲役7年だった。

10月6日、岐阜地裁で、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた被告人についての裁判員裁判も始まり、10月9日、懲役8年6月を言い渡した。なお、求刑は懲役12年だった。

10月7日、福島地裁で、現住建造物等放火の罪に問われた被告人についての裁判員裁判が始まり、10月9日、求刑通りの懲役8年を言い渡した。

10月7日、秋田地裁で、現住建造物等放火未遂罪に問われた被告人についての裁判員裁判も始まり、10月9日、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年を言い渡した。なお、求刑は懲役4年だった。

10月7日、大阪地裁でも、強盗致傷と覚せい剤取締法違反などの罪に問われた被告人についての裁判員裁判も始まり、10月9日、懲役6年を言い渡した。なお、求刑は懲役7年だった。この裁判は台風の影響で、当初3日間の予定だった日程が2日間に短縮された。

10月7日には宮崎地裁でも裁判員裁判が始まる予定だったが、台風の影響で11月に延期された。大阪地裁でも10月8日に始まる予定だった裁判員裁判の審理を台風の影響で9日からに延期した。

現職裁判官たちの日本裁判官ネットワークが創立10周年を記念し、11月21日(土)に東京・渋谷で講演とシンポを開催することになった。
  今後全国各地で予定されている裁判員裁判については「一般社団法人 裁判員ネット」が一覧表をつくっておられます(こちら)ので、ご案内します。