「検察審査会が“架空議決”?」  
2014年7月21日
「最高裁の問題を考える会」シンポ
 7月18日、志岐武彦さんを支援する会(最高裁の問題を考える会)が裁判の報告会を東京都内で開催し、その中で「日本の司法と、最高裁事務総局の恐るべき実態に迫るシンポジウム」が行われました。【志岐武彦さんは最高裁の暗部を追う活動の中で裁判に関わることになり、この日、一審で勝訴となりました。この裁判のことはここでは省略します。】
 小沢一郎衆議院議員は政治資金規正法違反の嫌疑で検察審査会に申し立てられ、2010年、二度の「起訴相当議決」によって強制起訴されました(その後裁判で無罪となり、確定)。志岐さんはその審査会の開催日や検察審査員をめぐる不可解な状況について情報開示請求等を通じて検証し、「起訴相当議決」をした審査会は“架空”のものであったのではないかと判断し、だとしたら断じて許されないことだと主張し、今回のシンポジウムが開催されました。
 検察審査会は最高裁事務総局の管轄下にあります。したがって最高裁がこうした疑念をどう解消するのか、注目しなければならないでしょう。(H・O)