公正な裁判を  
2014年5月26日
吉見教授名誉棄損を問う裁判の報告集会
 2014年5月19日、旧日本軍「慰安婦」問題にかかわる吉見義明・中央大学教授の著書は「ねつ造」とする桜内文城議員の発言は名誉棄損だとして提起された裁判の報告集会が都内で開催されました。
 桜内議員は記者会見の場で吉見教授の本について「これはねつ造である」と発言しましたが、桜内議員側は裁判で「これ」は吉見教授の本を指しているのではなく、「『慰安婦』が性奴隷という説をねつ造と発言したもの」と主張したそうです。
 弁護団は、桜内議員側がその主張の真実性・相当性の立証を行わず、それは不当だと指摘しています。また、この裁判の裁判長が吉見教授本人の尋問の必要性を考えていなかった姿勢などの問題点も示し、公正な裁判が行われるべきことを訴えました。(H・O)