布施弁護士はその野太い声で地球人類の明日を論じました。１９５３年獄中にあって、そのご逝去をまったく知らなかったことが慙愧に耐えないことでありました。
石川元也さんご指摘のとおり、全身を投入して寸暇を惜しんでの弁護のおかげで李承晩の銃殺を免れたこと。その日夜間お疲れにもかかわらず深川警察留置場へハンストの辛昌錫をご指導頂いた詳細を大石進著「弁護士布施辰治」で始めて知ったのはそれから６０年後でした。映画「弁護士 布施辰治」を引き続き何度も見ることで、つまり沢山上映することで、その遺訓を多くの方たちと分かち合えればと思います。 |
