いよいよ裁判員裁判が始まりました。   投稿者:細野修一さん 2009/9/14
 8月12日水曜日、国内2例目の「裁判員裁判」の判決が私の住んでいるさいたま市のさいたま地裁において行われるとのことで、ここは社会勉強!と小学校4年生の娘を連れてさいたま地裁まで傍聴に出かけました。
当然ながら希望者は多く傍聴席が48席のところ500人以上が希望されたようで抽選になりました。
今回、傍聴希望者には随時抽選番号が記載されたビニール製のリストバンドが手首に付けられ封印されます。その後抽選発表時間までは自由時間で特に並んで待つ必要も無く発表時間に抽選結果を見に行きます。この間リストバンドをはずした場合は無効になると注意を受けました(暑い中、熱中症対策とのことでしたが当選者本人以外に傍聴する権利を譲ることを防ぐことも目的なのでしょう・・・)。
さて、抽選結果ですが・・・・
私は見事当選したのですが娘ははずれてしまいました。
なんとかならないかなぁ、と裁判所の事務員の方に事情をお話したところ裁判官に電話で確認してくださったのですが
「裁判官の判断で残念ながら・・・」
ということでした。
娘一人をおいて傍聴するわけにもいかず残念ではありましたが傍聴体験より親としての責任を優先し傍聴は放棄しました。
2例目の裁判員裁判であるということと、情報公開の面から、もう少し融通が利いても!、と思いましたが裁判官の”公明正大な判断!?”に納得しつつ帰りました。
子供連れはほとんど私くらいだったので途中新聞社の取材も数件受けました。
「自由研究の題材ですか?」
という問いに
「いえ、娘が法曹志望なので!」
と切り返しました。
傍聴はかないませんでしたが夏の貴重な体験になりました。